2023年05月10日
途中、菓子屋があった
途中、菓子屋があった。
伊庭だけでなく、副長や永倉も訪れたことのある菓子屋らしい。
饅頭、大福、羊羹、団子、塩せんべい、おこし、金つば、桜もち、団子、干菓子、甘納豆等々、商品のラインナップは現代とあまりかわらない。
なにせ、副長の懐からでるのである。
子どもらだけでなく、大人まで好きなものを包んでもらう。
野郎ばかりでスイーツ買い 安全期計算 避孕藥 安全期計算 占め、というのもシュールな図であるが、これはこれで、わくわくするものがある。
子どもも大人も、プチ幸福感を味わい、店をあとにする。「そうだ、思いだしました。屋敷に、「凮月堂」の菓子があります。おそらく、まだ大丈夫かと」
菓子屋からでてあるきはじめたとき、伊庭が思いだしたようである。
なにぃ、「ゴーOル」か?
「凮月堂」の歴史が古いことはしっていたが・・・。
さすがに「ゴーOル」は、昭和に入ってからだったか?
途中、並びあるく双子に合図し、歩調をゆるめてみなより距離を置く。
「お二方に、ご相談が」
「まさか、八郎君とよろしくする相談ではあるまいな?」
俊冬は、ジョークをいいつつ、こちらの心中をよんだようである。「またもや、死の宣告ではあるまいな?」
をあらため、きいてくる。
「八郎君か?」
俊冬が、すぐ右横に体を寄せてき、をのぞきこんでくる。その反対の左側では、俊春が体を密着させ、をのぞきこんでくる。
「ちょっ、お二方、ちかすぎます。パーソナルスペースを、おかしまくりです。だいたい、懐を脅かすのって、マナー違反ですよ」
「申していることはよくわからぬが、主計、最近、弟にきつくあたりすぎやせぬか?みよ、弟は、またもや心を傷つけられ、泣きそうになっておる」
俊春の・・・。たしかに、涙ウルウルで・・・。
「いや、あなたにもいってるんですよ、俊冬殿。ってか、あなたたちが、おれをいびりたおしているんじゃないですか?どんどんエスカレートしてますよ?ってか、俊春殿、また傷が増えてませんか?なんか、だけでなく、頸にも・・・」
生傷が増えているばかりか、その範囲がひろがっていっている。
もしかして、乾燥肌で乾癬になり、無意識のうちにかきまくっているのであろうか。
「向こう傷だ。なんら問題なし」
「いや、俊春殿。そういう問題じゃないでしょう?あっ、もしかして、俊冬殿に虐待でもされてるんじゃ・・・。だったら、相談にのりますよ。みすごせませんからね。虐待、パワハラ、イジメ、撲滅!」
「それで?八郎君は、いつ死ぬ?」
「ちょっ、俊冬殿、おれの話、きいてます?」
さすがは、「ゴーイング・マイウエイ」俊冬。「主計君は、俊冬殿と俊春殿と仲がいいんですね」
まえをあゆんでいる伊庭の声が、さわやかな冬の陽射しのなか、どっかの店のだし汁のにおいとともに流れてきた。
「ああ、そうだろう?もともと、二人としりあったのは、主計がきっかけだった。主計は二人が大好きだし、二人は主計を気に入ってる。二人にとっちゃぁ、主計は、ちょうどいい玩具なんだろうよ」
副長ーーーーーっ!なんてことを・・・。
「ああ、土方さんのいうとおり。主計は、気がおおくてな。土方さんのことも、大好きなんだぜ。あとそれから、おねぇ、おっと、伊東さんだろ、坂本だろ、榎本さんだろ・・・」
原田ーーーーーーっ!なにいってんだ?
「だが、いまのところは八郎、おまえが一番らしい。ゆえに、よろしく頼むな」
永倉ーーーーーーーっ!ばらすな、いや、馬鹿いうなっ!
「ねぇ、伊庭先生はかっこいいから、
にもてますよね?主計さん、もてないんですよ。そういえば、主計さんからの話をきいたことないけど・・・。興味、ないのかな?」
市村ーーーーーーーーっ!謎推測するな。それと、衆道疑惑を植えつけるな!
心のなかで叫びまくりすぎて、くらくらする。
その瞬間、左右から腕がまわされ、がっちりと肩を組まれてしまった。
その膂力はすさまじく、鎖骨や肩甲骨だけでなく、あばらや頸椎までいってしまいそうである。しかも、左右からぐいぐいとおしてくる。
「ちょちょちょっ、痛い、痛すぎます。なんの苦行ですか、これ?お願いですから、離れてください」
「よいではないか。このほうがあたたかい」
「兄上の申す通り。触れ合い・・・。
伊庭だけでなく、副長や永倉も訪れたことのある菓子屋らしい。
饅頭、大福、羊羹、団子、塩せんべい、おこし、金つば、桜もち、団子、干菓子、甘納豆等々、商品のラインナップは現代とあまりかわらない。
なにせ、副長の懐からでるのである。
子どもらだけでなく、大人まで好きなものを包んでもらう。
野郎ばかりでスイーツ買い 安全期計算 避孕藥 安全期計算 占め、というのもシュールな図であるが、これはこれで、わくわくするものがある。
子どもも大人も、プチ幸福感を味わい、店をあとにする。「そうだ、思いだしました。屋敷に、「凮月堂」の菓子があります。おそらく、まだ大丈夫かと」
菓子屋からでてあるきはじめたとき、伊庭が思いだしたようである。
なにぃ、「ゴーOル」か?
「凮月堂」の歴史が古いことはしっていたが・・・。
さすがに「ゴーOル」は、昭和に入ってからだったか?
途中、並びあるく双子に合図し、歩調をゆるめてみなより距離を置く。
「お二方に、ご相談が」
「まさか、八郎君とよろしくする相談ではあるまいな?」
俊冬は、ジョークをいいつつ、こちらの心中をよんだようである。「またもや、死の宣告ではあるまいな?」
をあらため、きいてくる。
「八郎君か?」
俊冬が、すぐ右横に体を寄せてき、をのぞきこんでくる。その反対の左側では、俊春が体を密着させ、をのぞきこんでくる。
「ちょっ、お二方、ちかすぎます。パーソナルスペースを、おかしまくりです。だいたい、懐を脅かすのって、マナー違反ですよ」
「申していることはよくわからぬが、主計、最近、弟にきつくあたりすぎやせぬか?みよ、弟は、またもや心を傷つけられ、泣きそうになっておる」
俊春の・・・。たしかに、涙ウルウルで・・・。
「いや、あなたにもいってるんですよ、俊冬殿。ってか、あなたたちが、おれをいびりたおしているんじゃないですか?どんどんエスカレートしてますよ?ってか、俊春殿、また傷が増えてませんか?なんか、だけでなく、頸にも・・・」
生傷が増えているばかりか、その範囲がひろがっていっている。
もしかして、乾燥肌で乾癬になり、無意識のうちにかきまくっているのであろうか。
「向こう傷だ。なんら問題なし」
「いや、俊春殿。そういう問題じゃないでしょう?あっ、もしかして、俊冬殿に虐待でもされてるんじゃ・・・。だったら、相談にのりますよ。みすごせませんからね。虐待、パワハラ、イジメ、撲滅!」
「それで?八郎君は、いつ死ぬ?」
「ちょっ、俊冬殿、おれの話、きいてます?」
さすがは、「ゴーイング・マイウエイ」俊冬。「主計君は、俊冬殿と俊春殿と仲がいいんですね」
まえをあゆんでいる伊庭の声が、さわやかな冬の陽射しのなか、どっかの店のだし汁のにおいとともに流れてきた。
「ああ、そうだろう?もともと、二人としりあったのは、主計がきっかけだった。主計は二人が大好きだし、二人は主計を気に入ってる。二人にとっちゃぁ、主計は、ちょうどいい玩具なんだろうよ」
副長ーーーーーっ!なんてことを・・・。
「ああ、土方さんのいうとおり。主計は、気がおおくてな。土方さんのことも、大好きなんだぜ。あとそれから、おねぇ、おっと、伊東さんだろ、坂本だろ、榎本さんだろ・・・」
原田ーーーーーーっ!なにいってんだ?
「だが、いまのところは八郎、おまえが一番らしい。ゆえに、よろしく頼むな」
永倉ーーーーーーーっ!ばらすな、いや、馬鹿いうなっ!
「ねぇ、伊庭先生はかっこいいから、
にもてますよね?主計さん、もてないんですよ。そういえば、主計さんからの話をきいたことないけど・・・。興味、ないのかな?」
市村ーーーーーーーーっ!謎推測するな。それと、衆道疑惑を植えつけるな!
心のなかで叫びまくりすぎて、くらくらする。
その瞬間、左右から腕がまわされ、がっちりと肩を組まれてしまった。
その膂力はすさまじく、鎖骨や肩甲骨だけでなく、あばらや頸椎までいってしまいそうである。しかも、左右からぐいぐいとおしてくる。
「ちょちょちょっ、痛い、痛すぎます。なんの苦行ですか、これ?お願いですから、離れてください」
「よいではないか。このほうがあたたかい」
「兄上の申す通り。触れ合い・・・。
Posted by energyelaine at 15:14│Comments(0)